どうも、まんぼうです。
少し前から噂はあったのですが、ついに5月1日歴史あるギターメーカーが破産を申請しました。
ギブソンには日本人アーティストの愛好者もたくさんいますし、ギターキッズには憧れのものでもあります。
有名なところではB’zの松本孝弘のシグネチャーモデルや斉藤和義のアーティストモデルがあります。
ギブソンを代表するモデルレスポールとJ-45には数え切れないくらいの愛好者がいますね。
Pexels / Pixabay
少し前から噂されていたギブソンの資金繰りの悪化。
ギター販売の不振から音響機器の分野への転換を図り、その買収に使った資金の回収が思うように行かず破産へとつながったとされています。
破産申請時点での債務は5億ドルにものぼるとのこと。
ギターの販売不振についてはエレキギターの売れ行きの悪化が資金繰りに大きく影響したと言われています。
経営の多角化を掲げ音響機器の分野に参入したものの、大手家電メーカーがひしめく中には不十分で、結果経営の悪化を招く事態になってしまいました。
ギターの販売は世界的に落ち込んでいるそうで、特にエレキギターの販売不振は顕著で、この10年で150万台から100万台まで販売数を落としているそうです。
大体3割以上の落ち込みなのでギブソンのエレキギター部門も同様に販売不振が続いていたといいます。
ギブソンに限らずフェンダーも赤字になっているということなので業界全体が斜陽に入っているというのが現状のようです。
パソコンやシンセサイザーなどを用いて作られる音楽が増える中「ロックは死んだ」と言われるようになっているのがギブソンを始めとしたエレキギター業界の最大の問題であるともいわれています。
ポールマッカートニーが語った言葉がとても切なく感じます。
「電子音楽が増えて、若者は以前と違った聴き方をしている。私はジミ・ヘンドリックスに憧れたものだが、ギターのヒーローは、もういないんだ。かつては誰もがギターを欲しがったものだが……」
日本法人であるギブソンジャパンも2017年12月に八重洲にあったショールームを閉鎖するなど影響は出始めていました。
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すでに債権者の3分の2上から再建支援での事業の立て直しに同意しているということと、事業を中核事業であるギターの製造販売に注力するそうだ。
つまり、現時点でギブソンブランドは存続の見通しということになるし、ギター製造を主軸とした経営再建を目指しているということなので、再建に失敗という事態に陥らない限りは製造も修理、メンテナンスも継続されると見て大丈夫ではないかと思います。
ただメンテナンスや修理はちょっと状況的に不安になる部分はあるかもしれませんが、当面は今までどおりと考えていいと思います。
エレキギターの販売台数も10年前からすると落ち込んでいるものの、昨年と比べれば10%程度増加しているということなのでもともとの中核だったギター製造に絞っていけば立て直しは可能なんじゃないかと思います。
ギブソンの破産は予見されてはいたものの実際に目の当たりにするとショックですね。
というわけで今回は、ギブソン破産でメンテナンスはどうなる?ブランドの存続は?についてでした。
ではまた。
まんぼうです。 多趣味なアラフォーおじさんが気になることや体験談などを書いています。
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