どうも、まんぼうです。
今回はまんぼうがマンボウについて語りたいと思います。
マンボウと聞くと何を想像されるでしょうか?
年配の方であればどくとるマンボウこと北杜夫先生だったり、若い世代だとお笑い芸人元カリカのマンボウやしろだったりするのかなと思います。
私がまんぼうの名乗り始めたのは実は結構古く、高校時代のラジオのペンネームの時からなので20年以上ニックネーム的にまんぼうを使い続けてきています。
もともとはSunfish(マンボウは英語でSunfishまたはOcean Sunfish)としていたのですが、誰もマンボウと気付いてくれないのでSunfish(まんぼう)にしていたら今度はまんぼうとしか呼ばれなくなり、まんぼうだけが残ったという、本編とは関係のないどうでもいい話ですね(´・ω・`)
どうでもいいついでに、私が自分を名乗るときのまんぼうは必ずひらがなで「まんぼう」です。
少し前に生きろマンボウと言うアプリが流行りましたが、マンボウは爆発的な人気はないもののじんわり地味に人気のある魚だと思っています。
マンボウはフグ目に属する魚です。
上の画像にあるようにクサビフグ属もマンボウ科に分類されています。
長らく日本近海のマンボウはマンボウとウシマンボウとオーストラリア周辺に生息するゴウシュウマンボウの3種だとされていました。
尾びれに突起のあるヤリマンボウはヤリマンボウ属となり、ほかにマンボウ科に属する属としてはクサビフグ属があります。
マンボウ属に属するマンボウとウシマンボウは2000年のミトコンドリアのDNA解析によって近縁種の2つの集団があるとわかってきたことで別種ではないかと考えられるようになりました。
東日本の太平洋岸で捕獲される3M前後の大型個体と日本近海全域で捕獲される1-3Mの個体があり、大型個体群をウシマンボウ、もう一方をマンボウと言う標準和名で呼ぶことが2010年に提唱されたそうです。
そして2017年南半球で新たなマンボウが発見されました。
それがカクレマンボウです。
この発見によりマンボウ属はマンボウ、ウシマンボウ、ゴウシュウマンボウ、カクレマンボウの4種となりました。カクレマンボウの名の由来は外見ではマンボウとの区別が容易ではなく同種のマンボウに隠れて存在していたということから学名にもラテン語で「隠す」と言う意味のあるTectaがつけられています。
英名もHoodwinkerと言う名がつけられたのですが、これも騙すとかトリックスターとか言う意味の言葉だそうです。
上のイラストにはゴウシュウマンボウがありませんが、ゴウシュウマンボウは頭部にくぼみがありどことなくウシマンボウににているなと思っていたら、最近(2017年12月)更にゴウシュウマンボウはウシマンボウだったという衝撃の事実が判明し、なんとゴウシュウマンボウの名はマンボウの分類からなくなる方向にあるようです。
更にウシマンボウよりもゴウシュウマンボウのほうが生物学的に先に見つかっていたため学名もゴウシュウマンボウにつけられていた学名がウシマンボウに適用されることになったのかと思いきや、マンボウとされていた標本に更に古いウシマンボウが見つかったため最終的にその学名が適用されたそうです(alexandrini)
つまり、マンボウ属の魚は最終的に3種になりますが、マンボウ、ウシマンボウ、カクレマンボウの3種となり生息域はマンボウが北半球、ウシマンボウが太平洋インド洋全域、カクレマンボウが南半球という生息分布となるようです。
マンボウとカクレマンボウはフォルムが非常によく似ていて違いがあると言われなければわからないくらいですね。
下にその比較画像を探してきたので貼っておきます。
この画像を見るとウシマンボウはフォルムから違う魚なんじゃないかとわかりますが、マンボウとカクレマンボウの場合は個体差なんじゃないかと思うくらいの外見の差しかありませんね。
これじゃあ確かにDNA解析に鑑定しないと別種かどうかなんてわからなかったはずですね。
カクレマンボウは日豪合同研究チームの発見ということですが、ウシマンボウとカクレマンボウの発見の裏には澤井悦郎博士を始めとしたマンボウ研究チームによる多くの発見があるようです。
ウシマンボウもカクレマンボウも実は澤井博士の命名だというから、これはまさにマンボウ界のレジェンドですね。
澤井悦郎博士著のマンボウ本「マンボウのひみつ」という本があったので紹介しておきます。最近さらに「マンボウは上を向いてねむるのか」と言う本を出版されました。
というわけで今回は、まんぼうの種類はどれだけあるの?日本近海のマンボウ科の魚とは?について書きました。
ではまた。
まんぼうです。 多趣味なアラフォーおじさんが気になることや体験談などを書いています。
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