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季節外れの蚊はどこから発生するの?日本に棲息する蚊の種類と生態について

どうも、まんぼうです。

暖かくなってくると一体どこから入ってくるのか蚊が飛んでいたりしますよね。

とはいえ、たまに「なんでこんな季節に?」と思うようなときに現れる蚊がいます。

そんな蚊たちの事について調べてみました。

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日本の蚊の種類と出現期間

日本でよく見かける蚊で人間の血を吸うものは3種類いるとされています。

ではその3種類の蚊について説明していきます。

(画像参照:google画像検索

◇ヒトスジシマカ

通称ヤブ蚊ともいわれる。

その名の通り体にしま模様をもち血を吸われたときに叩くと蝶の鱗粉のようなものが付き蚊の形が残る。

もともとは雑木林の水たまりや竹林のの切り株に溜まった水などで繁殖をしていた。藪でよく出くわすからヤブ蚊と言う名がついたようです。生物学的にもヤブカ属という属がありヒトスジシマカはそこに属する種となる。

水たまりさえあれば繁殖するので、現在では植木鉢の受け皿や、古タイヤの中などあまり人目につかない身近な水たまりで発生している。

発生時期は5月から11月となっていて夏によく見る印象ですが、実際には年のうち半分は出くわす可能性があるということになりますね。

特に早朝と夕方には活発に活動すると言われています。

釣りで言うところのマズメの時間帯ですね。

蚊に限らず動物はこの時間帯に活発になるものが多いような気がします。

どの蚊にも言えることですが、吸血を行うのは産卵を控えたメスだけでそれ以外の時期はメスもオスも基本的には花の蜜を主たる栄養源としているそうです。

◇アカイエカ

ヒトスジシマカと双璧を成す日本の蚊の代表の一角がアカイエカです。

我々日本人の血を吸う蚊は主にこの2種類です。

ヒトスジシマカと違いアカイエカは夜間に行動する蚊です。

布団に入ったら「プーン・・・」と言う羽音が聞こえてきた何ていう経験はきっと多くの日本人がしているでしょう。

アカイエカは人が寝静まる夜中に活動を始めるとてもめんどくさい蚊です。

暗くなってから活動を始めるのでなかなか撃退出来なくてイライラする事も多いですね。

活動時期はヒトスジシマカが半年程度なのに対して、アカイエカは気温さえ高ければどんな季節でも活動をします。

地下街の商業施設などの年中ある程度の気温が維持されている場所などでは冬場でも見かけることがあります。

とはいえ寒さにはそれなりに弱いので基本的には寒い時期は越冬のためにじっとしている事が多いようです。

◇チカイエカ

アカイエカの近縁種。

主に地下下水などを生息域としている。1回目の産卵に限り吸血を必要としない、蚊柱を作らず狭い場所でも交尾ができるなど都市空間に適応した生態をしている。

2度めの産卵からは吸血を必要とするので結局人の血を吸う。

ただ、もともと近縁種であるアカイエカとの見た目の区別は瞬間的に見るだけなので一般人には難しいと思われます。

またアカイエカとの違いは気温さえ高ければ吸血活動を行うので、冬場のアカイエカの目撃はこちらのチカイエカの誤認であることが考えられます。

◇コガタアカイエカ

 ほかのイエカの蚊に比べて少し小さい体をしている。

繁殖も水たまりのようなところではなく水田のような広い水域を好む点がほかの蚊とことなる点である。発生は4月からで7-8月が発生のピークとなるとされている。

都市部よりも農村部でよく見られる蚊と言える。

◇シナハマダラカ

ハマダラカの一種でかつて日本でも流行した3日熱マラリアの媒介をするなど、世界的にマラリアを媒介する蚊として知られている。

現在はマラリア原虫が日本には存在していないのだが、他の国からマラリアが国内に入った場合、媒介する可能性がある。

生態としては草が生えるあまり汚れていない比較的広い水域を好んで繁殖する。沼や池、田んぼなどから発生する農村型の蚊。

発生時期は5月-9月で他の蚊に比べると少し活動期間は短い。

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刺された時のかゆみや媒介する病気について

刺されるとかゆみを伴うためにとても不快な衛生害虫です。痒みが出る原因は蚊が口吻を差し込んだときにちの凝固を抑えるために唾液を注入するのですが、その唾液に対するアレルギー反応が出るのが痒みの出る原因となっています。

かゆみは一般的にヤブカのほうがイエカよりも強いとされています。

ちなみに蚊に刺されたときに痛みを感じないメカニズムは医療分野で研究されて「痛み感じない注射針」として実用化されています。

また蚊は様々な病気を媒介することでも知られています。その中でも日本でも掛かる可能性のあるものをいくつか紹介していきたいと思います。

日本脳炎ウイルス

コガタアカイエカが媒介する病気。
ワクチン接種の整備により日本脳炎自体の発症は激減しているが現在でも年間10人程度の罹患者がいると言われている。

発症後の具体的な治療法は無くウイルスのため抗生物質は効かない。

致死率は30%と高く生存したとしても半数以上は脳に障害を受け麻痺などの重い障害が残ることが多いそうです。

マラリアのように原因となるものが撲滅されたわけではなく、ワクチン接種により発症を抑止している結果で、ワクチンの摂取をやめれば再び流行する可能性があると言われています。

もともとは保ウイルス源である豚を吸血した蚊が人間を刺すことで感染するが、厚生労働省によれば毎年ウイルスを持った蚊が発生しているとのこと。

ウエストナイルウイルス(西ナイルウイルス)

イエカ類ヤブカ類共に媒介する可能性があると言われています。

もともとはウガンダの西ナイル地方で見つかったためにウエストナイルウイルスと言う名前が付きました。

このウイルスの名を一気に広めたのは1999年に航空機に侵入した蚊によってニューヨークで拡散したというTVでの特集だったのではないかと思います。

ウエストナイル熱とウエストナイル脳炎を起こす原因となるウイルスで、感染しても8割は発症しないそうです。

のこり2割の発症者のうち3-3.5%がウエストナイル脳炎を発症するそうです。

ウエストナイル脳炎を発症した場合最悪の場合、死に至ることもあるそうです。

マラリア原虫

マラリアはウイルスや細菌ではなく寄生虫の一種である。

過去には日本でも3日熱マラリアが流行していたそうです。その当時の媒介となっていたのはシナハマダラカで、マラリア原虫が国内に侵入した場合この蚊が媒介となる可能性があると言われています。

3日熱というのは3日おきに高熱を出すことからそう言われるようになったそうですが、この周期は

赤血球内に侵入したマラリア原虫が発育して48時間おきに血液中に赤血球を破壊して出る際に発熱があるからだそうです。

現在では日本にはマラリア原虫を保持した蚊はいないとされていますが、熱帯地方に旅行をした際に科に刺されマラリア原虫を持ち帰ってきた人を日本の蚊が刺した場合、蔓延する可能性があると言われています。

 デング熱

ヒトスジシマカが媒介する。

2014年に代々木公園で小規模ながら集団感染が発生したことで話題になりましたね。

デング熱は主にネッタイシマカが主たる媒介者であるので、東南アジアなどの熱帯域に旅行する際には注意すべき病気として知られています。

昔から良く言われることですが、デング熱は2回めにかかると死ぬという噂があります。

この言葉は半分ウソで半分本当というところがあり、実際にはデング熱の症状の中でもデング出血熱という病態になると致死率が上がると言われているからです。

1回めが安全というわけではなく2回目以降はそのデング出血熱を発症しやすいという統計結果があるそうです。

ですので必ずしも2回めにかかると死ぬというわけではなく、可能性として危険性が高まるということのようです。

フィラリア

主にイエカやハマダラカ、ヤブカ、ヌマカなど種類によって媒介する蚊が異なる。

有名なのは犬のフィラリアだが、人間に感染するフィラリアもある。

糸状虫という寄生虫によってリンパ感や血管に閉栓したりすることで様々な症状を引き起こす。

バンクロフト糸状虫は人にのみ寄生し象皮症や陰嚢水腫の原因となるそうです。

西郷隆盛が陰嚢水腫を患っていたとされていますが、その原因となったのこのバンクロフト糸状虫だと言う説があるそうです。

治療法としては外科手術と薬物投与による内科療法があり急を要する部位の場合は外科手術が行われることもあるそうです。

フィラリア以外の病気はほとんどが、発症すると効果的な治療法がないので、できるだけ蚊に刺されないことが大事だということになります。

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蚊の飛行限界はどのくらい?

良く高層マンションの高層階には蚊がいないと言われます。

蚊に限らず虫の飛行高度には限界があります。

自力の飛行では蚊は4階程度の高さまでしか飛べないので、高層階に行くほど蚊が少ないというのは間違いではないのですね。

実際には上昇気流やエレベーター、非常階段などを通って高層階にたどり着く場合もあるので、必ずしも高層階であればいないというわけではないようですが、少ないことは確実なようです。

とある調査によれば45mの高さまでは蚊が採集されたけれどもそれ以上の高さになると採集されなかったと言う結果が出ているそうです。

ビルの階数にすると16階以上の高さになるとほぼ蚊はいなくなるということになります。

季節外れの蚊はどこから発生するの?

さて問題の季節外れの蚊はどこから発生するのか?ですが、主にイエカの仲間は季節を問わず気温が高ければ活動することから季節外れに思えるときに見かけるかの殆どはイエカの仲間だと思われます。

年間を通して蚊の活動しやすい気温が保たれやすい地下街や、温排水などで下水の気温が高くなりそうな繁華街などで発生しやすいのではないかと思います。

近年平均気温が上昇傾向にあることもあって蚊の活動時期は以前よりも長くなっているということも考えられます。

一般家庭も断熱性能が以前よりも向上していたりして人間が快適に暮らせるように、蚊にとっても活動しやすい環境が増えているとも言えるのではないでしょうか。

最後に

今回は夏場のうっとおしい虫の代表格「蚊」について書いてきました。

  • 日本で吸血をする主な蚊は、ヒトスジシマカ・アカイエカ・チカイエカ・コガタアカイエカ・シナハマダラカなど。
  • 蚊が媒介して日本でも掛かる可能性のある病気は、日本脳炎・マラリア・デング熱・西ナイルウイルス・フィラリア
  • 蚊の飛行限界は自力だと4階まで、その他の要因を含めても16階以上には上がってくることは殆ど無い。

というわけで今回は、季節外れの蚊一体どこから?蚊の種類と生態についてでした。

ではまた。

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まんぼう

まんぼうです。 多趣味なアラフォーおじさんが気になることや体験談などを書いています。