河瀬駅前交番の銃撃事件とは
同交番に勤務する滋賀県警彦根署の巡査部長が背後から2発の銃弾を受けて後頭部と背中に被弾し亡くなった。発砲した19才の巡査は同交番のパトカーに乗り逃走、4kmほど離れた愛荘町で事故を起こしたのかパトカーを田んぼに遺棄して逃走した。
途中でホルスター入りの拳銃(実弾3発装填)と警棒などを投棄して逃走中に、近江鉄道の線路沿いで身柄を確保された。
拳銃などは逮捕後に投げ捨てられているものが発見された。
巡査は取り調べに対して「厳しく注意された」と供述しているといい、それが動機につながったとみられる。
河瀬駅前交番の周辺について
河瀬駅周辺は彦根市内の中でも特に閑静な場所になります。
市内の主な他の駅の彦根駅や、南彦根駅などと比べると商業施設も少なく、利用客の多くは周辺に住む住民と学生がほとんどの利用客もさほど多くない駅になります。
周辺には学校が多くあり、河瀬高校、彦根工業高校など幼稚園・保育園も含めると7つあります。
事件のあった河瀬駅前交番は河瀬駅の東口ロータリーに建てられています。
正直な所大きな工場が3つほどあることを除けばほとんどが住宅と田んぼという、一言で言えばど田舎なわけで、今回の事件はあまりにも衝撃的でした。
私は以前駅の西側に住んでいて交番自体の存在はホームから「交番も新しくなったんやなー」くらいに思ってみていました。
河瀬駅が1998年に建て替えられるまでは改札が東口しかなかったのですが、建て替えに伴って橋状改札に変わったのです。その際に隣接していた河瀬駅前交番も駅とデザインを同じくしたものへと建て替えられたんですね。
そんなのどかな田舎なので、このような凶行が起こるなどとは誰も思いもよらなかったと思います。
私は30年以上彦根に住んでいましたが、人の命を奪うような凶悪な事件はこれ以外に過去2件しか記憶にないくらいなので、今住んでいる彦根の住民も寝耳に水だったのではないかと思います。
容疑者の人物像は?
身柄を確保された19才の巡査ですが、NHKなどでは捜索段階でことの重大さを鑑みて実名、顔写真ありの報道をしていました。
私は身柄が確保された今、改めてそういった情報を載せる必要はないと思うので載せませんが、この19才の巡査(以下、巡査)がどのような人物であったのかについてだけ少し書いておこうかと思います。
もともと琵琶湖の西側の堅田の出身であった巡査は、高校時代は野球部に所属しライトだったそうです。
高校球児だったこともあり、巡査を知る人物からはハキハキとした足札のしっかりできる子だという印象だったと言われています。
体育会系の出身であるので上下関係の厳しさなどには慣れていそうなのですが、配属から半月でこのような事を起こしてしまったというのは、まだ明らかになっていない確執が上司との間にはあったのかもしれません。
一部ではパワハラ的な指導があったのではないかという憶測もあるようですが、本来は3人体制での勤務であったところ一人が病欠で2人体制での勤務の中で起こったいうことなので、教育指導の状況はもうひとりの警官によって明らかになるかもしれませんね。