GerDukes / Pixabay
どうも、まんぼうです。
今回はちょっと飲み屋でおねーちゃんにドヤ顔できそうな雑学を書いていきたいと思います。
タイトルに有る通りザクロについてなのですが、あんまり馴染みないですよね?
テキーラサンライズに使われるグレナディン・シロップがザクロのシロップなんです。
というわけで日本語でなぜザクロになったのかグレナディンの由来はなにかについて書いていきたいと思います。
もともとザクロは日本固有の植物ではなく中国から伝来してきたものです。
その中国も原産国ではなく、更に西のペルシア地方の現・イランあたりにあった安石国から伝わったものと言われています。
日本語でザクロは柘榴もしくは石榴と書かれます。
その語源は原産であった安石国の瘤(こぶ)のような果物ということから中国で安石瘤と呼ばれるようになり、それが変化して石榴と言う字で表されるようになったとされています。
ザクロと言う読みは日本に伝来した時中国語のジャクリュウと言う読みが訛り、ザクロという読みに変化したと言われています。
英語でザクロはpomegranateと書きます。
pomeとはフランス語でりんごを意味するpommeから来ています。
古いフランス語でPommeGrenadeと言うスペルだったものが変化したのですね。Pommeは転じて実と言う意味で使われることもあるので英語でpomegranateとなっているのはその名残だそうです。
ではGranate(Grenade)は何を意味しているのか?
ヨーロッパではスペインのグラナダ地方の特産の果実であったとされていて、グラナダの実ということでPommeGrenadeになり、それが英語になる過程でPomegranateへと変化し今に至るとされています。
そして冒頭に書いたグレナディンはザクロからできたと言う意味になり、グレナディン・シロップとはザクロからできたシロップと言う意味になるんですね。
実際には最近はザクロ以外のもので作られることも多いそうですが・・・。
Grenadeというスペルですぐに別のものが思い浮かんだ人が多いと思います。
爆発武器である手榴弾=グレネードはザクロが語源になっています。
上の画像を見てもらえばわかると思いますが、見た目も中の構造もよく似ています。
Clker-Free-Vector-Images / Pixabay
こんなやつですね。
いわゆるパイナップル型グレネードは構造がちょっと違っているのですが、こちらは中に炸薬と一緒に金属片や礫(つぶて)を入れておき爆散させるものです。
そのツルッとした球形に細かな粒が入っている構造がザクロに似ているのでグレネードという名がついたと言われています。日本語の手榴弾の「榴」の字が木へんなのは和訳するときにもザクロ由来であることからこの字が当てられたと考えられています。
もう一つザクロが由来になっているのがガーネット。
日本語ではそのまま柘榴石と言う名前になります。
見た目がザクロの実の内部に似ていることと小さな粒状に劈開することからザクロに例えられたと考えられています。
色もかなり近い色をしているので類似点が多く納得がいきますね。
さて今回はザクロについて書いてみました。
とはいえ今の日本ではザクロそのものをを見ることも食べることもあまりないですが・・・。
というわけで今回は、ザクロの名前の由来とは?英語と日本語の語源とザクロが由来の言葉についてでした。
ではまた
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