カナダの入国審査
カナダに限らずどこの国も飛行機から降りてまず向かうのはイミグレーション、入国審査ですね。
カナダでは入国審査のみで、出国審査はありません。
日本だと出国審査があるので少し不思議な気がしますが、カナダはでていく分には割と自由です。
日本のイミグレーションだと基本的には出国のときでも子供でなければ一人ずつ審査を受けます。
カナダでは家族単位での入国審査が可能です。
これは税関申告書に住所を同じくする家族なら4人まで書き込めるので当然一緒に審査を受けることになります。
家族に一人でもそれなりに英語を話せる人がいればなんとかなるので家族旅行なんかにはとてもありがたいですね。
家族じゃないグループでの入国審査
税関申告書には住所を同じくする家族は書き込めますが、住所の違う家族やそもそも友人で家族でないという場合もあります。
その場合はそれぞれが税関申告書を記入することになるので、入国審査もそれぞれが受けることになる。
実は私もずっとこう思っていたのですが、これが意外なところから同居家族以外でも審査を受けることができるということを知りました。
事の発端は初めて友人を連れてカナダに行ったときの事です。
事前に入国審査で聞かれそうな事と答え方も教えてはおいたのですが、もともと英語も勉強も苦手だと言ってはばからない友人。
とりあえず先に自分は入国を済ませ、審査官に後ろは私の友人で英語が苦手だと伝えて置いた甲斐があってか続いて難なく入国を済ませたかに見えた友人だったが、ここでトラブル発生!
カナダの入国では税関申告書を入国審査の後に回収している係員に渡すのですが、友人も入国で止められなくて安心した私はサラッと用紙を渡して出口に向かうのですが、振り返ると友人が別の方向を指さされて連れて行かれそうになっているのを発見!
慌てて戻り係員のおっちゃんに友人であることを伝えて、自分の渡した税関申告書ももう一度受け取り一緒に別室に行きました。
別室に行く前に友人の税関申告書を見ると「語学力不足で意思の疎通困難」と言う感じの内容が書かれていました。
別室に通されそこで別の入国審査官に説明する私。
説明をしたら全然問題なくて、「じゃあ大丈夫ね」くらいの軽い感じであっさり終了しました。
そしてその後の言葉が「次からは入国審査一緒に受けるといいよ(゚∀゚)」と言う感じでした。
そこで「え?家族じゃないとだめなんじゃないの?」と聞いたところ「グループで審査受けていいよ」という衝撃的な内容でした。
つまり、税関申告書が別でもグループ単位で入国審査を受けることができるということでした。
今まで同一住所の家族だけだと思っていたのですが、住所別の家族でも、はては友人同士でも一緒に審査を受けることができるという事。
正直なところこのトラブルがなかったら今も知らなかったと思います。