アカギの鷲巣巌のモデルは実在する？人物像から推測

鷲巣巌とは？

鷲巣巌は「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」で主人公赤木しげると連載期間20年近くに渡り死闘を繰り広げた最強のライバルです。

設定では1890年生まれ。戦時中は内務省の特別高等警察に所属していたが敗戦を予期して退職し、その後コンサルタント会社「共生」を設立し、内務省時代のコネやゆすりでインサイダー情報を入手し敏腕経営コンサルタントとして政財界のパイプ役としての地位を確立したとされています。

作中では人並み外れた強運（剛運とも）と先見性、IQ200以上ともいわれる頭脳、いかなる時にも動じない胆力、凄まじいまでの身体能力でその拳はときに鋼鉄までも打ち砕くほど。

冷酷かつ不遜な性格で「自分を見下すものは神といえども気に食わない」とまで言い放つところは北斗の拳のラオウとこの鷲巣巌くらいではないかと思います。

鷲巣巌のモデルとなった人物とは？

作中では元・官僚出身の実業家として描かれているので、全く同じ経歴を持つ人物というのは見つけられませんでした。

複数の人物の経歴を足したような人物像で元内務官僚で警察組織に所属していたというところは後藤田正晴、戦後の復興事業に乗じて財を成したというところは田中清玄、裏社会とのつながりという点においては田岡一雄の経歴をもとにしているのではないかと思います。

それぞれの人物については長くなるので名前にウィキペディアのページをリンクしておきますね。

鷲巣巌の人物像はいわゆる政財界の黒幕とかフィクサーといった印象のもとで形作られている様に感じました。

なので複数の実在の人物の特徴的な経歴をもたせた上で、類まれなる運気と才能を兼ね合わせたという感じでしょうか。

ゲームで言うところのチート級ボスキャラがしっくり来ると思います。