蒼穹のアリアドネとクレイモアについて
簡単に2つの作品の設定について書いておきたいと思います。
蒼穹のアリアドネ
天空に浮かぶ国アリアドネ皇国の皇女レアナと戦時中に改造され光子(フォトン)を内蔵できる体を持つフォトンキャリアーのラシルが主人公。
この世界では13の種族が暮らしている。
光子がエネルギーとして使われレアナは光子の源と言われている原初の光を探している。
クレイモア
人を喰らい人の姿に化けることのできる妖魔の驚異にさらされている。
妖魔が潜伏していると思われる村は妖魔に対抗する組織(なまえはなく組織と呼ばれる)に依頼し、金品と引き換えに討伐のための戦士を派遣される。
一般的にクレイモアと呼ばれるが、組織以外の人間から恐怖と畏怖を込めて呼ばれる通称である。
蒼穹のアリアドネとクレイモアが同じ世界である可能性を示す共通点の考察
私の考える共通点は次の3つ
- 龍の末裔とツタ族
- 戦火の大陸
- クレイモアのオーバーテクノロジーな性能
これらについて考察していきたいと思います。
龍の末裔とツタ族
この龍の末裔は200年以上生き、覚醒すると元に戻れないと言う特徴を持っています。
龍の末裔は非常に硬い鱗を持っていますが、クレイモアはその鱗をも斬ることができる硬さで製造されているとされています。
これとよく似た特徴を持つツタ族という種族が蒼穹のアリアドネに存在しています。
死期がせまると龍の姿になり龍を倒す力を持つラト族の村へと向かうという習性があり、その外皮は固く並の武器を通さず光子を含む自然界の力にも高い耐性を持ち、対抗しうるのはラト族の使う虎気のみという規格外の耐久性をもちます。
対抗するために超硬度のクレイモアを必要とする龍の末裔と、虎気によってのみ倒すことのできるドラゴン化したツタ族は設定としてかなり似ています。
戦火の大陸と十字型の大陸
戦火の大陸の設定にも多くの人種が住みと言う部分があり、13の種族がいるという蒼穹のアリアドネの設定と重なる部分があります。正確な数は明らかにされていませんがクレイモアの舞台である十字型の大陸にはヒト族と同様の外見の人種しかいません。
一方で組織の幹部たちにはヒト族とは思えない顔をした人物も見受けられます。
組織の幹部たちがもともと戦火の大陸から十字型の大陸を妖魔や覚醒者の実験場としに来たと言う設定を踏まえれば幹部たちはヒト族でないものも含まれていると考えるのも可能だと思います。
またツタ族が龍化した後に自身を倒してくれるラト族のところへと向かうと言う設定はクレイモアの覚醒前に介錯を親しい戦士に託すと言うクレイモアの設定と重なる部分があります。
ツタ族の顔は覚醒したクレイモアの顔と似ているというのも一つの理由になりますね。
クレイモアのオーバーテクノロジーな性能
クレイモアたちが使う大剣クレイモアは非常に固く妖魔のみならず覚醒者を叩き切ってもなお刃こぼれすることがないと言う異常なまでの頑強さがあります。
これについてはクレイモアの作中でミリアが触れている点ですね。
クレイモアの舞台である十字形の大陸では製造できない性能の武器であるということもあり、製造は戦火の大陸で行われているものだと思われます。
クレイモアの時代でも戦火の大陸と十字型の大陸では冶金技術を始め諸々の生活水準にかなりの差があると考えられます。
戦火の大陸は2つの勢力に分かれて長期の戦争中ということなので、仮に2つの世界がつながっているとすると、ラシルたちが生まれた原因の戦争なのか未来の話なのかは定かではありませんが、同じ時間軸にないことは確かではないかと思います。
ちなみに余談ですが、蒼穹のアリアドネに出てくるヒト族以外の種族は干支がモデルになっていて、種族名も逆から読んだような名称になっています。
シウ族、ズネ族、ツタ族、ラト族、ギサウ族、ルーサ族などまぁちょっと気をつけてみていれば分かることなので知っている人は多いとは思いますが。