どうも、まんぼうです。
中米沖で大きな地震があったようですね。
中米ではこの一年の間にM7以上の大きな地震がこれで5回目だそうです。
昨年6月にM7.0、9月にM8.2とM7.1、今年1月にM7.6、そして今回がM7.2。
東日本大震災の時のマグニチュードは7.9とされています。実際には3箇所で同時多発的に発生したそうなのでトータルのエネルギーはもっと大きかったと言われています。
さて、このマグニチュードについて震度と混同していたり、大きいと危険で小さいとそうでもないという認識をもたれている方も多いようです。
一時期、テレビで「震度10の揺れが来たらとんでもないことになる!」などというとんちんかんな発言をしたコメンテーターがいたそうです。
実際には震度の最大数値は7で、段階としては10段階というのが正しいのですが、情報を発信する場において有識者という立場で発言する以上は不勉強がすぎるという印象ですね。
ちなみに震度は0-4と5弱強、6弱強、7の10段階となります。
これは計測震度と呼ばていて、地震の揺れを加速度計算して測定しています。
仮に震度が同じでも震源から近い震度3と震源から遠い震度3では揺れの質が違ってきます。
実際に私は東日本大震災のときには滋賀県にいて、計測震度は3でしたが地震の揺れというよりも大きな船が波で揺られているような、グワングワンした揺れでした。一瞬めまいがしているのかな?と思うくらい大きくゆったりとした揺れでした。
これが震源が直下だとガタガタと縦揺れるので同じ震度3でも感じる揺れは大きく異なります。何年か前に震度2ではありますが、今住んでいる杉並区の直下で小さな地震が発生したことがあります。その時感じた揺れは震度2とは思えないくらいの不安感がありました。縦揺れは足が浮くような感覚があるので、あれがもっと大きな震度だと逃げることもままならないというのは肌で感じましたね。
マグニチュードと震度の関係は必ずしも比例関係にあるわけではないのですが、地震の規模が大きくなるほど大きな震度の地震が発生しやすくなります。
このマグニチュードの大きさについてですが、地震の規模を示す尺度です。
マグニチュードが1増えるとそのエネルギーは約32倍に、2増えると約1000倍にもなるそうです。
このマグニチュードにはいくつか異なる算出方法があるそうで、気象庁が発表しているマグニチュードは気象庁マグニチュード(Mj)と言われるものだそうです。
地震学ではモーメント・マグニチュードというものを広く使っているようです。
マグニチュードの算出方法に関しては日本人の研究者が関わっていることが多いのも地震の多い日本ゆえと言えるでしょうか。
アメリカの地震学者・チャールズ・リヒターが日本の地震学者・和達清夫の震度と震央までの距離を記した地図に着想を得て、考案したことで海外ではマグニチュードよりもリヒター・スケールという名称が一般的に使用されるそうです。
この2つは地震発生時に速報で流れますが、マグニチュードは地震のエネルギーで震度は地表面の地震計が測定した揺れの大きさなので、たとえマグニチュードがそれほど大きくなくても震源が近く浅ければ、大きな震度を計測することがあります。
逆にマグニチュードが大きくとも震源が深く遠ければ計測される震度は小さくなります。
もちろん最大震度が同じでもマグニチュードが大きければ影響を及ぼす範囲は広くなるので、地震の規模は大きくなります。
過去に起こった地震の規模で最大のものは1960年のチリ地震でM9.5。これ以上の地震は実測でも地質調査でも発見されていないそうです。
・震度とは地表面の揺れを加速度などで計測したもので、最大値は震度7。震度0、震度1、震度2、震度3、震度4、震度5弱、震度5強、震度6弱、震度6強、震度7 の10段階で示される。・震度は地表の計測地点で計測されるもの、マグニチュードは震源でのエネルギーを観測・計算したもののこと。・マグニチュードは1大きくなると約32倍のエネルギーに、2増えると約1000倍になる。
こんな感じですかね。
というわけで、中米メキシコ沖でM7.2の地震。ところでマグニチュードの大きさの差って何?についてでした。
ではまた。
まんぼうです。 多趣味なアラフォーおじさんが気になることや体験談などを書いています。
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