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世界三大銘茶の紅茶の種類や選ばれた理由は?味の特徴や魅力を紹介

どうも、まんぼうです。

突然ですが皆さん、紅茶は好きですか?私は大好きなんです。
とは言え紅茶に限らずコーヒーも飲みますし、夏場は炭酸飲料なんかよく飲みます。むしろ夏場は炭酸飲料かプライベートブランドの安い烏龍茶とかを飲んでいます。アイスティーを作ることもありますが、やっぱり紅茶をゆったりと飲む時間は格別ですから、その時間を大事にしたいと思っています。

そんなわけで今回は紅茶についての話をしていこうかと思います。

紅茶といえば?そんな質問をしたらどんな答えが返ってくるかといえば、インド!とかイギリス!とかリプトン!とかアールグレイ!とかが多いのかなと思います。
おそらく、一般的にはメーカーや産地、商品名が混在して認識されていると思います。

紅茶の名称の基準については別の記事に書いていますのでそちらを参照してくださいね。

今回はその中でも特に産地について特に世界三大銘茶と呼ばれる産地についてお話したいと思います。




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世界三大銘茶とは?

世界三大銘茶とは、世界の主要な産地で生産された紅茶の中で、特徴的な個性を持つ三つの地域及び生産された紅茶のことを指します。
その三つとは、一つ目はインドのダージリン、二つ目はスリランカのウヴァ、三つ目中国のキームン(祁門)を指します。
これらの産地が世界三大紅茶と呼ばれるのは、生産量の多寡ではなく産地としての歴史の長さや、生産される紅茶の品質、風味や味などの個性などが秀でている、唯一無二の特徴を持っているなど、複数の理由からそういわれようになったといわれています。
ちなみに生産量だけでいえば地域としてはアッサムが一番多いです。国別でいえば紅茶の生産量2位はケニヤでスリランカよりも多いです。

一部ではアッサムを加えて世界四大紅茶とする動きもあるようですが、未だ一般的では無いですね。

ではそれぞれの産地の特徴を挙げていきたいと思います。

ダージリン

インド北部のヒマラヤ山脈の麓に位置し、80を超える農園が海抜500mから2800m付近まで広がっている、チベット語の雷の土地が語源とされる場所です。

昼夜の寒暖差が激しく霧がよく発生することから霧の町ともいわれています。
特徴としては季節により紅茶の風味が大きく違っていることで知られています。
春摘みはファーストフラッシュ、夏摘みはセカンドフラッシュ、秋摘みはオータムナルと呼ばれ、茶葉の成長が高まる3つ季節に収穫・生産されます。

ファーストフラッシュ

春摘みのファーストフラッシュ(2月-4月ごろ)は紅茶ではあるものの特に日本とドイツ向けのものは発行が浅く作られる傾向があると言われ、水色(すいしょく)は淡く、オレンジや赤色といった紅茶として想像する色ではなく、黄色や黄緑、淡いオレンジに近いものが多く水色だけを見れば緑茶のようにも見えます。

セカンドフラッシュ

夏摘みのセカンドフラッシュ(5月-7月)は紅茶のシャンパンとも言われ、ダージリンの中でも最も良質なものが生産される時期でもあります。

水色は淡いオレンジから茶褐色になり、ダージリンの紅茶として一般的に流通しているイメージに一番近いものになります。特にこの季節のものはマスカテルフレーバーと呼ばれる独特の甘い香気を含んだお茶が生産されます。ただし、すべての茶葉がマスカテルフレーバーを持つわけではなく、特定の条件の下でだけマスカテルフレーバーを含んだお茶が生産されます。

マスカテルとはムスク(じゃこう)のように甘い香りがすることからその名がついたといわれていますが、起源はこれといった確たるものはないといわれています。また、甘く熟したマスカットの香りに似ているともいわれており、どちらかが語源ではないかといわれています。

オータムナル

秋摘みのオータムナル(10月-11月)は、雨期を挟んでセカンドフラッシュより少し間が空いてから生産されるお茶で、セカンドフラッシュに比べ水色はさらに濃く赤味を増し、紅茶という表現に近い色合いになります。
色味は濃くなるのですが、風味はセカンドフラッシュの様な突き抜けるような力強さではなく、落ち着いた少し香ばしい風味を持ったお茶になります。
その香ばしさからほうじ茶に似た風味を持つものもあります。

ウヴァ

ウヴァはスリランカの中央山脈の南東に位置している産地で、スリランカの主要産地ヌワラエリヤ、ディンブラと同様に高い標高で茶樹の栽培をしていることで有名です。
元々はイギリスの貴族たちの避暑地として発展したところといわれています。

ほぼ1年を通して紅茶は生産されますが、8月-9月にかけての短期間に高品質な紅茶が産出されることで有名です。
このクオリティシーズンと呼ばれる時期に生産される紅茶は特有のメンソール香を持ち、さわやかな香気が鼻へと抜けていきます。
一般的に紅茶と認識されている商品はスリランカのお茶をベースにしていることが多く、ウヴァを始めとしたスリランカの紅茶の味や風味は比較的なじみやすいといえるでしょう。

キームン

中国の安徽省のキームンは紅茶の産地であるとともに中国茶の産地でもあります。むしろ中国においての紅茶の生産量からすれば紅茶のほうがついでに近いかもしれません。2008年のデータなのでちょっと古いですが、中国のお茶の生産総量は年間120万トンに対して紅茶は7万トンとされています。

キームンの紅茶の特徴はなんといっても煙で燻したようなスモーキーな香気があることです。
また、蘭のようなデリケートな香気も含みより特徴高い紅茶であるといえます。

ただ、そのスモーキーさは好みがわかれ、飲む人の嗜好を選ぶ紅茶ではないかと思います。

そのスモーキーさの原因は乾燥過程で使われる松柏の薪の煙によるものとされています。この松柏にの煙で強く燻香をつけたものがラプサンスーチョンになります。

スリランカの紅茶のような風味を紅茶だと思ってキームン紅茶を飲むと、いろいろと裏切られた印象になるかもしれません。しかし、そういった凝り固まった部分を取り除いて飲めばキームン紅茶の本当の良さに気づけるのではないかと思います。

アールグレイの香りはこのキームン紅茶独特の香りを後から再現できないか香りをつけたのが始まりだという話もあるくらいです。

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最後に

いかがでしたか?

ここまで世界三大銘茶について書いてきました。

比較的有名な産地なので知っている方も多かったかと思いますが、実際に飲んでみて違いを知ってもらうともっと紅茶が楽しくなると思います。

ものすごく端的に表すとするならば・・・

  1. ダージリンは3つの季節で風味が違う
  2. ウヴァは夏の終わりに独特のメンソール香を持つ高品質のものを少量生産する
  3. キームン紅茶は独特のスモーキーな香りを持つ

というわけで今回は、世界三大銘茶のそれぞれの特徴と魅力は?についてでした。

ではまた。

まんぼう

まんぼうです。 多趣味なアラフォーおじさんが気になることや体験談などを書いています。