どうも、まんぼうです。
さて今回は紅茶のフレーバーで最も人気と知名度のあると言っても過言では無いアールグレイに使われるベルガモットについて書いてみたいと思います。
名前は知っているけど実際どんなものなのかよくわからないという人も多いと思います。
そんなベルガモットのことと紅茶に使われる様になった経緯を調べてみたいと思います。
アールグレイとベルガモットの関係
アールグレイ紅茶とは?
一般的によく知られているアールグレイはグレイ伯爵に因んで命名されたと言われている紅茶です。
今回は命名の由来などは触れませんが、また別の機会に書きたいと思います。
アールグレイの香り付けにベルガモット
アールグレイにベルガモットの香りをつけるようになったのは諸説ありますが、グレイ伯爵が気に入った中国のお茶の風味に似せるように作らせたという説が一般的には知られています。
その元になった中国のお茶の風味がなんで有ったのかはよくわかっていないようで、ライチの風味だったとか龍眼(ロンガン)の風味だったとか言われていますが、確定的なものは無いようです。
詳しい経緯は明らかではありませんが、最終的にシシリアで栽培されていたベルガモットで香り付けをしたもので定着し、現在まで愛されてきました。
ベルガモットは柑橘系の果物
これがベルガモットの果実です。ベルガモットで画像を検索するとこの柚子のように表面が凸凹したものとツルンとした黄色いものが出てきますが、ベルガモットにもいくつか品種があるようで品種によって形状や表面の様子が違っているようです。
ベルガモットは主にビターオレンジに挿し木して栽培されることが多いそうです。
ビターオレンジは日本だとダイダイにあたるもので、鏡餅の上に乗っているちょっとシワの入ったみかんのような果物です。
ベルガモットの表面が凸凹しているのはそれも影響しているのかもしれません。
ベルガモットの果実はたべられる?
ベルガモットのはダイダイの仲間なんだったら食べられるはずだし、有名だから売ってそうなのに売ってないのはなぜだろう?と思う人もいると思います。
ベルガモットは主に精油を絞るために生産されているらしく、生食には全く向かないそうです。
その大きな理由は苦味が強く食べるのには向かないというものです。
苦味の成分がグレープフルーツの1.4倍ほどということなので無理すれば食べられないことは無いのでしょうか、美味しいものでは無いようですね。
アールグレイ紅茶にベルガモットの香りを使った理由
上の方でもアールグレイとベルガモットの関係については触れていますが、改めて説明していきたいと思います。
試行錯誤の産物
上でも書きましたが、アールグレイはグレイ伯爵が気に入った中国産のフレーバー紅茶を再現するために試行錯誤した結果生まれたものだと言われています。
現在その結果として残っているのがアールグレイとして名を残したのだと思いますが、その過程で色々な香りを試したのだと思います。
茶葉に合うフレーバーをつけるのともともとあるものを再現するのでは再現するほうが難しいので相当な苦労があったんだろうと思いますね。
本当に再現できていたのかどうか、真相は闇の中ですが・・・。
アールグレイの風味も複数ある
アールグレイ紅茶は現在でも人気で、リーフタイプのもの、ティーバッグ、ペットボトルのものなどありとあらゆる形態で出回っています。
そのアールグレイですが、香料によって少し風味が違います。
よく出回っている量販品のアールグレイはベルガモットの合成香料を使っていることが多いようです。
一般的にアールグレイと言って想像する香りがこちらの香りです。
少しツンとした酸味感じる香りですね。
もう一つがベルガモットの精油を使った天然香料です。
こちらは酸味は感じつつも甘みのある香りが立つものがあります。
私も2社くらいしか天然香料のアールグレイを飲んだことがないので、他にも違った特徴のある香りのものもあるかもしれません。
少し甘みのある天然香料のアールグレイはライチに似ていると言われればそんな気がしないでもないという感じなので、もしかしたらグレイ伯爵が気に入ったという紅茶はライチの紅茶だったのかもしれないなぁと思います。
当時のライチが今ほど甘い香りがしたかどうかもわかりませんし、当時のベルガモットは食べるために作っていて風味が違ったりしていたかもしれませんしね。
最後に
というわけで今回は、アールグレイに使われるベルガモットについて書いてきました。
日本人にはエッセンシャルオイルかアールグレイくらいでしか馴染みのないベルガモットですが、少量は日本でも栽培されているみたいですね。なかなか入手は難しいみたいですが、話のネタに一度どれだけ苦いのか食べてみたいものです。
というわけで今回は、アールグレイの香りのもとベルガモットってどんな果物?紅茶に使われるようになった理由についてでした。
ではまた。
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