どうも、まんぼうです。
さて今回は最近ちょっとテレビのニュースなどでも話題に上がることのあるカクレマンボウの命名者である澤井悦郎博士について書いてみたいと思います。
新種カクレマンボウの発見者
カクレマンボウが新種と認定されたのはマンボウ研究において実に125年ぶりの発見ということでいくつかのTVやウェブメディアに紹介されていました。
カクレマンボウは新種として2017年7月19日に発表された論文によって認定されました。
カクレマンボウの発見について調べると論文の発表者はオーストラリアのマードック大学院生マリアン・ナイエガードとなっていますが、この論文の共同研究者が澤井悦郎博士です。
発見者の一人でありながら澤井悦郎博士ではなくマリアン・ナイエガード院生が論文を書いたのは、澤井悦郎博士はカクレマンボウを含むマンボウ科の3種の確定に関する論文を担当することになったからだそうです。
この辺の経緯は澤井悦郎博士の著書に詳しく書かれているのでぜひ読んでみてください。
子供にも読みやすいように書かれているので小学校中学年くらいから読める内容になっています。
おとなが読むと2時間かからないくらいで読み終わるかなというくらいのボリュームです。
マンボウ博士澤井悦郎博士のプロフィール
- 本名:澤井悦郎
- 出身:奈良県
- 生年月日:1985年1月19日
- 略歴:2007年近畿大学農学部水産学科を卒業後、2015年に広島大学大学院生物圏科学研究科博士課程を修了
意外なことに出身地は海無し県の奈良県なんですね。
著書の中では海無し県であるがゆえに海の生き物に興味があったというようなことを書かれています。
これまでの澤井悦郎博士の実績は大きくマンボウの歴史を変えたと行っても過言ではありません。
マンボウ属3種の学名と和名の確定に関わる
先に挙げたとおりカクレマンボウの発見・特定に共同研究者として参加している。
残りの2種についても大学院時代の先輩から受け継ぎついにカクレマンボウ以外の2種のマンボウとウシマンボウについても学名の特定に至るという快挙を成し遂げた偉大なマンボウ博士なのである。
マンボウの種類は1951年に2種に絞られたあと50年以上も研究が進んでいなかったが澤井悦郎博士らの研究により飛躍的に進んだのです。
カクレマンボウについては先ほども挙げたマンボウは上を向いて眠るのかに詳しく書かれています。
そしてマンボウとウシマンボウの特定やウシマンボウとゴウシュウマンボウが同種であることを突き止める敬意についてはマンボウのひみつという著書に詳しく書かれています。
ポスドク問題に揺れる博士
ポスドク問題とは博士課程を修了したあとに企業の研究職や正規に大学の助教として雇用されず、任期付きの研究員となる人のことをポストドクターと呼びます。
研究を続けるには専門とする研究が継続できる職場に就ければよいのですが実際には研究職の席は少なく、少子化の影響もあり大学などの研究機関は縮小していくのが予想されます。
澤井悦郎博士は積極的にイベントに出展をされていて、グッズなども制作されています。
サークル名は「マンボウなんでも博物館」
設営完了 #マニアフェスタ なお、名札は弟子と間違えました/(^o^)\ pic.twitter.com/LYcPEAjdTG
— 無職まであと11ヵ月のポスドク/マンボウ博士@ファンティアが命綱 (@manboumuseum) February 8, 2020
マンボウに関する薄い本やフグ目の魚のイラストのステッカーやフグ目全種を網羅したイラストのトートバッグなど可愛いものもおおいので機会があればぜひ見ていただきたいですね。
研究の支援として澤井悦郎博士はファンティアという支援サイトに登録されています。
「研究の手助けがしたい!」という方はこちらから支援してみてはいかがでしょうか?
最後に
さて今回はマンボウ博士こと澤井悦郎博士について書いてきました。
過去にはタモリ倶楽部や探偵ナイトスクープなどにもマンボウ博士として出演されたこともあるようですし、夕方のニュースでカクレマンボウの発見についての取材も受けられていました。
マンボウの生態や新たな発見などもっと世間の注目を集められたら良いなぁと思います。
というわけで今回は、新種カクレマンボウの命名者澤井悦郎博士のプロフィール!著書やツイッターについてでした。
ではまた。
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