さて今回は無料でAI自動作画ができることで話題になっているStable Diffusionについて書いてみたいと思います。
ローカル環境で使えるStable Diffusionは2種類ありますが、今回は起動の速さや画像生成の速さについて比較してみたいと思います。
NMKD Stable DiffusionとStable Diffusion WebUIの起動はどちらが早い?
まずは起動の速さについて比べてみましょう。
まず前提として私のPCのスペックは
- AMD Ryzen5 3600 6core 3.6GHz
- RAM 16GB
- グラボ GTX 1660Ti
となっています。
NMKD Stable Diffusionの起動速度
起動はとても早く体感2秒未満といったところでしょうか。
タスクバーに入れてあるのでワンクリックしてすぐに使える状態になると言っていいですね。
Stable Diffusion WebUIの起動時間
こちらはバッチファイルを起動してコマンドプロンプトを立ち上げてからになり、私の環境では使用可能になるまでに1分半かかりました。
起動はNMKD StableDiffusionのほうが圧倒的に早い
起動に関してはNMKDのほうが明らかに早かったです。
NMKD Stable DiffusionとStable Diffusion WebUIの画像生成はどちらが早い?
NMKD Stable Diffusionの画像生成速度
初回の生成はモデルの読み込みがあるため遅くなり、512×512の画像を生成するのに4分超かかりました。
2回目以降は1分くらいかかりました。
Stable Diffusion WebUIの画像生成時間
同じプロンプトを使い設定もほぼおなじになるようにして生成したところ初回から1分20秒くらいの時間で生成できました。
再作成も同じくらいの時間がかかっているので何度も作成するとこちらのほうが時間がかかるようです。
画像生成の時間は一長一短
初回の生成時間はWebUIのほうが早く、NMKDのほうがかなり遅かったです。
モデルの読み込み後はNMKDのほうが生成が早かったです。
ただ、モデルの切り替えをした際にWebUIは切り替え時に読み込みが入るのに対して、NMKDの方は生成時に読み込みが入るので、モデルの切り替えなどを頻繁にすると、相対的にNMKDのほうがのほうが遅く感じるかもしれません。
最後に
さて今回は無料で使えるStable diffusionの2つのタイプの起動時間と画像生成速度の違いについて比較してみました。
私は両方入れていますが、取っ掛かりやすさはNMKDの方だと思います。WebUIの方はインターフェースを日本語化できたりしますが、基本的な機能は覚えてしまえば英語だからどうこうということはありませんし、結局プロンプトや解説しているブログなどでも英語をベースに解説されるのでむしろ英語のままのほうが習熟しやすいんじゃないかと思います。
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