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セイロンのファイブカインズティーとは?それぞれの産地の特徴のまとめ

どうも、まんぼうです。

さて今回はインドについで紅茶のイメージの強いスリランカ、こと紅茶に関してはセイロンティーと言う名前でも定着していますね。

そんなスリランカの紅茶でファイブカインズティーと言われる紅茶の産地を紹介していきたいと思います。

 

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セイロン(スリランカ)のファイブカインズティーとは?

その名の指す通り5つの産地を刺してこういいます。

その産地とは以下の5つの産地になります。

  • ウヴァ
  • ディンブラ
  • ヌワラエリヤ
  • キャンディ
  • ルフナ

この5つをファイブカインズティーといいます。

スリランカにはこの5つしか産地がないというわけではではないので勘違いの無いようにしてくださいね。

これらの産地以外で、日本でも手に入るものだとゴール(ギャル)やラトナプラのものが比較的手に入りやすいです。

ではここからそれぞれの産地の特徴について書いていきたいと思います。

産地の特徴を書く前にスリランカの紅茶には栽培される標高によって大きく3つに区分されるので、その説明も合わせてしていきたいと思います。

  • ハイグロウン
  • ミディアムグロウン
  • ローグロウン

それぞれの産地をこの3つで区分していきます。

◇ハイグロウン

ハイグロウンに分類されるのは主にウヴァ、ディンブラ、ヌワラエリヤの3つです。

ウヴァ

ウヴァはスリランカの中央山脈南東部に位置している産地で、もともとはイギリスの貴族たちの避暑地として発展した土地として知られています。

比較的安定して1年を通して紅茶は生産されていますが、8-9月の短期間に高品質な紅茶が生産されることで有名です。

この既設に生産された紅茶はピーククオリティと呼ばれる時期に生産された紅茶は強いメンソール香を持ち、爽やかな香気が鼻へと抜けていきます。

水色は赤みが濃く、メンソールにも似た刺激性に飛んだ強い香気を放ち、のどごしの良い豊かなコクのある紅茶である。

ディンブラ

ディンブラはスリランカ中央山脈の南西にある産地で、ヌワラエリヤを挟んで山脈の反対側に位置しています。

同じハイグロウンのウヴァと斜面の向いている方角が違うので受ける季節風の季節が逆になり、1-3月頃にピークシーズンを迎えます。

西側に位置しているという点ではインドのニルギリと同じで、ピークシーズンも似たような時期に迎えることになります。

ディンブラはハイグロウンの産地の中では最も生産量が多く、紅茶の味も飛び抜けたところがなく味のバランスがまとまっているので紅茶の中でも万能選手として知られています。

これと言った特徴がないのが特徴という、某モビルスーツみたいな表現がしっくり来る紅茶です。

一般的に私達が飲む紅茶のティーバッグのベースになっていることが多く、特に産地などにこだわって飲んでいない限りは一番親しみやすい味に近いと思います。

水色は明るく濃いオレンジで芳醇な香りとコクを兼ね備えた紅茶です。ストレートでもミルクでも楽しめるまさにオールラウンダーですね。

ヌワラエリヤ

ハイグロウン3つのうちでは最も知名度が低いと思われる産地ですね。ほか2つと同じく中央山脈に位置していますが、こちらは南側の斜面に農園が広がっています。

東西どちらからも季節風の影響を受けるためにクオリティーシーズンが8-9月と2月ごろの2回訪れます。

ヌワラエリヤはスリランカの紅茶の中では発酵が浅めの製法を取っているらしくウヴァやディンブラに比べて水色が淡くなっているそうです。

そのため水色は明るく澄んだゴールドイエローとなり、草花のようなデリケートなフラワリーな香り、刺激性の飛んだコクのある味になっています。

◇ミディアムグロウン

ミディアムグロウンの産地の代表的なところはキャンディですが、ディンブラやヌワラエリヤなどのハイグロウンの産地の中でも標高の低いところで生産された紅茶派ミディアムグロウンとして扱うこともあるそうです。
 

キャンディ 

スリランカの古都キャンディの近郊にある産地でほかにミディアムグロウンの名のある産地は無く、ミディアムグロウン=キャンディと言ってもいいのではないでしょうか。

さび病でコーヒーのプランテーションが壊滅してから紅茶の栽培が最初に始まったのはこのキャンディで、スリランカで最も歴史のある産地となります。

やや赤みを帯びた水色に、ほのかな香り、口当たりのスッキリとしたマイルドな味をしています。

渋くなりにくいという特徴を持っていて、アイスティーにしたときにクリームダウンが起こりにくく、また強い風味を持たないのでブレンドやフレーバー付きのベースとしてもよく使われる紅茶です。

◇ロウグロウン

ロウグロウンの紅茶はアッサムのような濃い赤褐色の水色のものが多く、コクのある紅茶が多いです。

香りの弱いものも多くブレンド用として味や色を増すために使われることも多いそうです。

単体としてはミルクティーやチャイなどミルクと合わせたのみ方が一般的です。

ルフナ

特徴的な苦味をもち赤ワインのような深紅の水色になります。その濃い水色と深いコクからミルクティーとしての用途が多く、主に中東でチャイ用の紅茶として使用されることが多いようです。

上質なものには芳醇な甘さを醸し出す物もありストレートでも飲めるものも多くはありませんが生産されています。

水色の割に苦味はそれほどでもなく、キームンにも似たスモーキーな香りを持つ。ミルクにも負けないしっかりとしたコクが有り、ミルクティーに向く紅茶と言えます。

ロウグロウンの産地にはほかにゴールや、ラトナプラといった産地もありますが、今回はファイブカインズティーに含まれないので別の機会にお話しようかと思います。

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最後に

セイロンのファイブカインズティーについて書いてきましたがいかがだったでしょうか?

あまり馴染みのない名前の産地だなぁと思われた方もいるかも知れませんね。

ざっくりとまとめると、

セイロンのファイブカインズティーとは【ウヴァ、ディンブラ、ヌワラエリヤ、キャンディ、ルフナ】の5つの産地のこと。

それぞれ産地の標高によって大きく3つに分類されること。

こんなかんじでしょうか。

というわけで今回は、セイロンのファイブカインズティーとは?それぞれの産地の特徴についてでした。

ではまた。

まんぼう

まんぼうです。 多趣味なアラフォーおじさんが気になることや体験談などを書いています。