どうも、まんぼうです。
さて今回は有名だけど実際に目にしたことがある人はあまり多くないオーロラについて書いてみたいと思います。
テレビなんかではよくオーロラの撮影をしているのを見ますが、見られる場所や季節に制約があるので実際に見たという人はあまりいないんじゃないでしょうか?
オーロラの語源と別名
神秘的な輝きで多くの人を魅了するオーロラですが、オーロラの語源とは何なのか?地域によってどのような別名があるのか調べてみました。
オーロラの語源
オーロラの語源はローマ神話の暁の女神アウロラからだと言われています。
文献にオーロラと言う名称が現れたのは17世紀ごろだと言われていて、名付け親はフランスのピエール・ガッサンディともイタリアのガリレオ・ガリレイが弟子の名を使って名付けたとも言われています。
オーロラという名称が定着したのは思ったよりも最近だということがわかります。
オーロラの別名
オーロラの語源については上で書きましたが、オーロラには別の呼び名もあります。
日本での別名
極光
現在オーロラの日本語訳として当てられることが多いのは極光です。
北極ないし南極に近い極点周辺で見られる現象であることから極光という日本語訳が充てられる事が多いです。北で見られるものを北極光、南で見られるものを南極光呼ぶこともあるようです。
赤気・紅気
日本では昔からオーロラがまれに観測されていたらしく赤気(せっき)・紅気(せっけ)と呼ばれていたそうです。
古くは日本書紀にも記述があり、記された様子からオーロラを示したものではないかと言われています。
海外での別名
Polar lights(ポーラーライツ)
Polarは北半球にいると北極を指すことが多いですが基本的には南極北極のどちらも指す言葉なので直訳すれば極光ということになりますね。
Northern lights(ノーザンライツ)
主にスカンジナビアや北アメリカ、オーストラリアで使われる呼び方。
直訳すれば北の光になるがアメリカやカナダではこちらで呼ばれることも多い呼び方。
カナダに留学しているときに友達が以前通っていた学校の名前がノーザンライツカレッジだった。
プロレス技にもノーザンライトボムという技がある。
Aurora Borealis(オーロラボレアリス)
あまり見かけない呼び方ですが、北のオーロラという意味なので北極側でみられるオーロラのことを指す言葉です。
ボレアリスには北のとか北風のという意味があるそうです。(今調べて知った)
Southern lights(サザンライツ)
直訳すれば南の光という意味でノーザンライツの南版ということですね。
とはいえオーストラリアではノーザンライツと呼ぶそうなので南極側と北極側を区別するための言葉なのかなと思いますが、このへんはちょっと良くわかりませんでした。
Aurora Australis(オーロラオーストラリス)
オーロラボレアリスの対義語になるのかな?南のオーロラという意味です。
これも南北のオーロラを区別するための呼び方であまり一般的に聞く言葉ではないですね。
オーロラの発生のメカニズムと観測しやすい国や都市
オーロラといえば主にカナダやアラスカ、北欧などでよく見られるイメージがあります。先に上げた別名などでもわかるように北極のイメージが強いオーロラですが、南極側でも発生します。
オーロラ発生のメカニズム
詳しいことを調べだすとあまりにも複雑だったので簡単に説明をしたいと思います。
オーロラは太陽から届く太陽風と呼ばれるプラズマと地球の大気がぶつかることによって起こる発光現象によって発生する。
発生するのは極点を中心としているわけではなく、磁力の中心である磁極を中心として60度から70度間に当たるオーロラベルト(オーロラオーバル)でよく発生する。南極側では概ね南極大陸を囲むように分布していて北極側ではカナダ北部、アラスカ、ロシア北部沿岸部、スカンジナビア半島北部、グリーンランド、アイスランドあたりがオーロラベルトに当たる。
オーロラの観測しやすい国や都市
オーロラの観測というとぱっと思いつくのはカナダ、ノルウェー、アラスカ、アイスランドなどが有名ですね。
カナダ
イエローナイフ(ノースウェスト準州)
カナダのオーロラ観測で一番有名なのがイエローナイフです。
晴天率が高くオーロラの観測に適しているので世界でもトップクラスに有名な都市です。トロント観光とセットになっていることもあります。
ホワイトホース(ユーコン準州)
カナダでオーロラ観測で観光する都市の中では最も南に位置している。
バンクーバーから飛行機で2時間ちょっとで比較的アクセスが良いのが特徴です。
ドーソンシティ(ユーコン準州)
近年オーロラ観光で注目されつつある都市。
ホワイトホースや、イエローナイフよりも北に位置していてよりオーロラベルトの中央部に近い位置にある。
観光都市としては発展途上なので現段階では個人で行く選択肢として考慮するくらい。
アメリカ
フェアバンクス(アラスカ州)
日本からの直線距離でいうと一番近いが随分前にアンカレジ便が無くなっているので日本から行くにはサンフランシスコかロサンゼルス経由になるためカナダの3都市よりも時間もかかるし費用もかさむのが難点。
ノルウェー
トロムソ
ノルウェー北部の中心都市で他のオーロラ観光の都市に比べて街の規模が大きいので滞在中の利便性が良いようです。
ノルウェーへの直行便が無いので必ずヨーロッパのどこかを経由する必要があるのがちょっと面倒かもしれない。
スウェーデン
キルナ
スウェーデンでオーロラというとまず名前が挙がる都市です。
オーロラ観光で有名な都市ですが、少し離れたところにあるアイスホテルも度々テレビなどでも紹介されるところなのでオーロラ鑑賞と合わせて宿泊するといいかもしれません。
フィンランド
ラップランド北部
フィンランドのオーロラ観光はラップランドに点在するポイントに滞在して観測するみたいで、他の国のようにどこかの都市を起点にするのとはちょっと違いみたいですね。
サーリセルカ、ユッラス、ルオスト、レヴィが有名なようですね。
アイスランド
レイキャビク
アイスランドはほぼ全域がオーロラベルトの下にあり基本的にはどこでもオーロラを見られる可能性があります。
オーロラツアーに参加してより見やすい環境で見るのもいいでしょう。
都市部でもオーロラ鑑賞ができるのがアイスランドの大きなメリットだと思います。
グリーンランド
カンガルルススアーク
大きなフィヨルドという意味の街でグリーンランドの南西部にある。
晴天率が高くオーロラの観測に適した気候をしている。
首都のヌークもオーロラベルトの下にあるのでここまでいかなくてもいいかもしれない。
ただ、そもそも調べてみたところこの記事を書いた時点ではグリーンランドに飛ぶ飛行機が無いので当面行く方法はないかもしれません。
日本
北海道陸別町
2001年にオーロラを観測したことを期にオーロラの観測を町おこしにしているが、観測される頻度は数年に1度で肉眼では観測しづらい程度のものなのでよほどの強運で無いと肉眼で見るのは難しいと思います。
日本で観測された最南端のオーロラ
鑑賞するというのとは違うが、2001年に滋賀県の信楽町でオーロラが観測されています。肉眼で観測できるようなものでは無いですが、日本で観測されたオーロラとしては最も南で観測されたものとされています。
最後に
というわけで今回はオーロラの名前や観測される国や都市について調べてきました。
調べてみると知らなかった呼び方なんかも有って勉強になったなぁと思います。
というわけで今回は、オーロラの別名と語源は?発生のメカニズムと観測しやすい国や都市についてでした。
ではまた。
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