どうも、まんぼうです。
もうすぐバレンタインですね。
毎年悲喜こもごも皆さん色々あるとは思いますが、チョコレートと言えば以前食べて美味しかったザッハトルテを思い出しました。
そんなわけでそのザッハトルテが買えるケーキ屋さん、新百合ヶ丘にある【ウィーン菓子工房リリエンベルグ】を紹介します。
とてもかわいらしい外観をした土壁のお店です。
外には木彫りの熊がよじ登っているベンチがあり、お店に来る人達を出迎えています。
おしゃれな外観ですが窓から中を覗くと吹き抜けの地下にある厨房を見ることが出来ます。
写真はとっていないんですけれど、ちょうど私が訪れたときには出来上がったザッハトルテを切り分けている最中でした。
さてそんなリリエンベルグの場所ですが↓こちらになります。
小田急小田原線で新宿から30分から40分くらいで新百合ヶ丘駅につきます。
そこからは一応バスもあるのですが、あまり本数は無いようなので歩いていくのが確実です。とは言え駅からは結構あり、歩く速さにもよりますが大体15分から20分位かかります。
特に周りは学校と住宅街しか無いので本当のその先にお店があるのか不安になりますが、道を間違えなければちゃんとたどり着けますので安心してください。
リリエンベルグの代名詞とも言えるザッハトルテ!
伝統的なウィーンのお菓子でオリジナルはカフェ・ザッハーと言われています。お店によって違いはあるものの基本はチョコレートスポンジにアプリコットジャム、外側に少し厚めのチョコレートがコーティングされているのが定番です。
リリエンベルグではスポンジ生地の周りにアプリコットジャム、その上からチョコレートという構造になっています。
こちらはオーナーシェフの横溝春雄氏が修行をしたデメルのレシピをベースとしてあまり手を加えず、オリジナルに近いままにしてあるそうです。
ほかのケーキと比べると派手さはないのですが、懐かしい素朴な味わいです。
リンツァートルテはリンツ地方発祥のお菓子でちょっと硬めの焼き菓子風のケーキです。
中にはゴロゴロとしたナッツが散りばめられ、そこに甘酸っぱいベリーのジャムが入っています。何の果物かはわかりませんでしたが、赤スグリかラズベリーあたりかなと思います。ちょっと酸味は強めでしたね。
チョコレートの生地にバランスよくナッツとジャムが配置されていて、ジャムとナッツの甘さをうまく引き立てるように生地は若干甘さ控えめだったように思います。
とても食べごたえがあって美味しかったです。
洋梨のミルフィーユは何層かの固いパイ生地で洋梨のコンポートとカスタードクリームをサンドした季節限定のケーキでした。
ミルフィーユは崩さずに食べるのが至難の業ですが、ある程度食べたら砕いて混ぜて食べても美味しいんじゃないかと思います。
邪道かな?(´・ω・`)
紅茶はアールグレイを使っています。
とても決めの細やかな生地で、更にコニャックを染み込ませているので舌触りがとてもなめらかで、肌理の細やかな生地はフォークで切ってもスッと軽く切れるほどです。
ひとくち食べればアールグレイの香りとコニャックの香りが鼻に抜け、口の中で生地が解けていきます。
パウンドケーキはこれを含めて3種類置いていました。
クグロフは季節によって置いているものが違うそうです。
このときは秋口だったのでいちじくのクグロフでしたが。夏場は日向夏のクグロフになるそうです。
クグロフは以前会社でいただいたことがあり、あまりの美味しさにびっくりしたのを覚えています。
このいちじくのクグロフはドライフィグにたっぷりとラム酒を染み込ませてあり、噛むとふわっと口の中にえもいわれぬ芳しい香りが広がってきます。
持つとどっしりとした重みがあるくらいなのですが、気をつけないとどんどん手が進みあっという間に無くなってしまいそうになります。
一つまるごとでもぺろりと食べられそうです。(´・ω・`)
今回紹介している焼き菓子の中では個人的に一番オススメです。
ダックワーズはフランスのダクス地方にその名の由来を持つお菓子です。
アーモンド風味のメレンゲ生地でカフェクリームとラムレーズンを挟んであります。
実は私はあまりレーズンが好きじゃないんですが・・・、このダックワーズに使われているレーズンは酸味があまり強くなかったので普通に食べられました。
おかんによれば子供のときはレーズンをパカパカ食べていたらしいんですが、いつの頃からか嫌いな食べ物TOP5に入っていたのがレーズンです。(´・ω・`)
いや、レーズンに罪はないんです。悪いのは何故か食べられなくなった私のせいですが・・・。
チョコレート生地にダイスカットのナッツと赤スグリのジャムが入っています。
あれ?この説明さっきもしたような・・・。
リンツァートルテとほぼ同じ構成ですね。
ちなみにブルクテアターとはウィーンにあるブルク劇場のことだそうで、ザッハトルテのところで少し話のあったデメルの近くにあったことから名前を取ったそうです。
スイスのエンガディン地方のお菓子でサブレ生地の中にくるみのフィリングが入ったちょっと栗まんじゅうにも似た外観のお菓子です。
生地はサクサクとしていて、くるみのフィリングは少しキャラメルが含まれているのかちょっと粘りのある感じがあります。
バターをたくさん使っていそうなのにあっさりとした印象でした。
できることなら買い置きしていっぱい食べたいですね。
見た目はガレットブルドンヌのように見えますが、何か明確な違いはあるのでしょうか?
食べてみたところガレットブルドンヌとほぼ同じ印象の食感でした。
サクサクホロホロで何個でも食べてしまいそうです。
11月12月以外はお店に向かって左側の建物がティールームとして営業していて、そちらでイートインで食べることも可能だそうです。
閉鎖している時期でもテーブルは開放されていて買ったケーキをそこで食べるということは出来ます。お水はセルフで提供されているみたいでした。
季節ごとに特色のある商品が並ぶので何度となく足を運びたくなるそんな素敵なお店です。
お店の公式ホームページはこちら↓
またオーナーシェフの横溝春雄氏はレシピ本出されています。
私は「おいしい生地の基本」というレシピ本を愛用しています。amazonのリンクを貼っておきますので、気になる方はこちらから探し見てみてくださいね。
現在は絶版となっていて中古品が販売されていますので価格が定価よりもかなり高いものがありますので注意してください。
最後に
11月の紅葉の頃に行ったのですがたくさんのお客さんで賑わっていました。
行くだけで楽しい思いにさせてくれるケーキ屋さんっていうのは良いですね。
今回は新百合ヶ丘にある素敵なケーキ屋さん、ウィーン菓子工房リリエンベルグの紹介でした。
ではまた。
コメント
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